物理層 (Physical Layer) について

通信をするには、まずはなんらかの手段でコンピュータ同士をつながないとい けないわけで、さらにその場合、電圧とかいろいろ事前に決めておかないと当 然データ通信は出来ないです。その「なんらかの手段」の規約がすなわち物理 層のプロトコルとなります。

物理層の構成

物理層では、まず物理的実体を区別することからはじまります。

通信路の種類と通信速度

下のものほど新しく、大体高速になってます。

伝送の方式(種類)

接続の方式

net-con

物理的な接続と、論理的な接続が違う場合があるので注意してください。例えば スイッチングハブにつないだ複数のPCによる Ethernet のネットワークは、物 理的(見た目)にはスター型ですが、論理的(プロトコル的?)にはバス型です。 (以下参照)

データリンク層 (Data Link Layer) について

データリンク層の役割

物理層の機能を用いると、0/1 のビット列を通信することができるようになり ます。でも、これだけではコンピュータ通信にはなりません。データリンク層 で、連続した0/1 のビット列にちゃんと意味付けをして2つのコンピュータを 1対1にむすんでデータをやりとりする方法を決めてやります。一般的にデー タは適当な大きさのまとまりに分割して伝送します。ここでのデータのひとま とまりをフレーム と呼びます。

なぜ分割するか、ということですが、大きなデータをそのまま送るというのは、

等、なにかと不都合があるので、普通はフレームに分割して送ります。そうす ると、 等と、効率的な通信が実現できます。

その他、2層目では以下のようなことをサポートしています。

Ethernet (IEEE 802.3) のデータリンク層プロトコル


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